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年末調整で出す書類は3枚?4枚? 令和8年分の提出書類チェックリスト

令和8年分(2026年12月の年末調整)の様式で解説 最終更新:2026年10月6日

結論:令和8年分の年末調整で出す用紙は、令和9年分の扶養控除等(異動)申告書と、基礎控除申告書などを兼ねた1枚の2枚が基本で、生命保険料などを自分で払っていれば保険料控除申告書を足して3枚、住宅ローン控除の2年目以降なら住宅借入金等特別控除申告書を足して4枚です。対象は勤務先で年末調整を受ける人で、2か所以上から給与を受けていてその勤務先に扶養控除等(異動)申告書を出していない人(乙欄)や、給与の収入金額が2,000万円を超える人などは、その勤務先では年末調整を受けません(乙欄の給与は、すべての勤務先の給与の合計が2,000万円以下で、年末調整されない給与と給与以外の所得の合計が20万円以下なら確定申告は不要です)。

国税庁「令和8年分 年末調整のしかた」は、年末調整で控除を受けるための申告書を7種類挙げていますが、そのうち4種類は1枚の兼用様式なので、実際に書く用紙は多くても4枚(令和8年分の扶養控除等申告書を出し直す人はもう1枚)です。この記事では、令和8年分の年末調整でどの用紙を出すか・何を添付するかを、人によって変わる分かれ目ごとに整理します。

質問に答えると、出す申告書・添付する証明書・年末調整ではできないことを一覧にする年末調整の提出書類チェックリストがあります(ブラウザ内で完結)。

基本は3枚、住宅ローン控除の2年目以降は4枚

用紙出す人受けられる控除
令和9年分 扶養控除等(異動)申告書来年もその勤務先から給与を受ける人(来年の分。年末調整の書類と一緒に集める勤務先が多い。退職した人は出さない)来年の毎月の源泉徴収で扶養などを見込む
令和8年分 基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 特定親族特別控除申告書 兼 所得金額調整控除申告書年末調整を受ける人全員(基礎控除の欄)基礎控除・配偶者控除・配偶者特別控除・特定親族特別控除・所得金額調整控除
令和8年分 保険料控除申告書生命保険料・地震保険料・自分で払った社会保険料やiDeCoなどの掛金がある人生命保険料控除・地震保険料控除・社会保険料控除・小規模企業共済等掛金控除
令和8年分 住宅借入金等特別控除申告書住宅ローン控除の2年目以降の人(用紙は税務署から本人に届く)住宅借入金等特別控除

このほか、令和8年分の扶養控除等(異動)申告書は年の最初の給与の前に出したもので、家族の人数や本人の区分(障害者・寡婦・ひとり親・勤労学生)が変わっていれば「異動」として書き直して出します。変わっていなければ出し直しは要りません。

保険料を何も払っていない人は、令和9年分の扶養控除等(異動)申告書と兼用の1枚の2枚です。生命保険に入っている人が多いので「3枚」と言われることが多く、住宅ローン控除の2年目以降の人は4枚になります。

令和8年分で変わった点

添付する証明書

書類添付するとき
生命保険料控除証明書旧契約(平成23年以前)の一般の生命保険料で1契約の年額が9,000円以下のものを除き、すべての契約(旧契約の個人年金保険料は金額にかかわらず)
地震保険料控除証明書金額にかかわらずすべて
社会保険料(国民年金保険料)控除証明書国民年金保険料・国民年金基金の掛金を自分で払った場合はすべて。国民健康保険料などは不要
小規模企業共済等掛金払込証明書iDeCo などの掛金を自分の口座から払った場合はすべて。給与から天引きなら不要
住宅借入金等特別控除証明書・年末残高等証明書2年目以降の住宅ローン控除。申告書の下の部分が控除証明書。年末残高等証明書は証明書方式のときだけ(申告書に年末残高が印字されている調書方式なら不要)
前の勤務先の源泉徴収票今年の途中で入社し、前の勤務先から今年の給与を受け取った場合
勤労学生の証明書専修学校・各種学校・職業訓練法人の生徒(大学・高校などは不要)
親族関係書類・送金関係書類国外に住む親族を扶養などにする場合(親族関係書類は申告書を出すとき、送金関係書類は年末調整のとき)。戸籍の附票の写しなど日本の書類を使うなら旅券の写しも要り、30〜69歳の扶養親族は、留学なら留学ビザ等書類、38万円以上の送金なら38万円送金書類も要ります(障害者として対象にするなら不要)

証明書が届いていないときは、翌年1月末日までに出すことを条件に年末調整を受けられる扱いがあります。勤務先に相談してください。

年末調整を受けない人

年末調整ではできないこと

医療費控除(セルフメディケーション税制を含む)、ふるさと納税などの寄附金控除(ワンストップ特例を使わない場合)、雑損控除、住宅ローン控除の1年目は、年末調整では受けられません。翌年に確定申告をします(還付申告なら翌年1月1日から5年間)。ほかの理由で確定申告をすると、ふるさと納税のワンストップ特例の申請は無かったことになるので、確定申告書に寄附をすべて書きます。詳しくは年末調整でできないもの一覧と確定申告の準備で解説しています。

年末調整で戻る・不足する額の見込みは年末調整 還付金シミュレーターで計算できます。

書き方の解説

よくある質問

年末調整の書類は何枚出せばいいですか?

基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書(兼用の1枚)は年末調整を受ける人全員が出し、来年もその勤務先から給与を受ける人は令和9年分の扶養控除等(異動)申告書も出すので、2枚が基本です(年内に退職した人は令和9年分を出しません)。生命保険料などを自分で払っていれば保険料控除申告書を足して3枚、住宅ローン控除の2年目以降なら住宅借入金等特別控除申告書を足して4枚です。令和8年分の扶養控除等(異動)申告書は、家族の状況が変わったときだけ出し直します。

配偶者がいない独身でも基礎控除申告書は出しますか?

出します。兼用の1枚の基礎控除の欄は、配偶者の有無にかかわらず年末調整で基礎控除を受ける人全員が書きます。配偶者控除等・特定親族特別控除・所得金額調整控除の欄は、当たらなければ空けておきます。

今年の途中で転職しました。何を追加で出しますか?

前の勤務先から今年の給与を受け取っていれば、前の勤務先の令和8年分の源泉徴収票を出します。勤務先は前職分の給与と税額を含めて年末調整をするので、源泉徴収票を確認できるまで年末調整を見合わせます。新しい勤務先には、令和8年分の扶養控除等(異動)申告書も出します。

住宅ローン控除の1年目は年末調整で受けられますか?

受けられません。最初の年は確定申告が必要です。2年目以降は、税務署から届く住宅借入金等特別控除申告書を勤務先に出せば年末調整で受けられます。

根拠資料

この記事は一般的な説明で、個別の判断は勤務先・所轄の税務署または税理士へご相談ください。関連ツール:年末調整の提出書類チェックリスト/年末調整 還付金シミュレーター。

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