日付・年齢・和暦 一括計算
生年月日のリストを貼り付けるだけで、和暦・西暦・年齢・到達日・曜日を一度に計算し、Excelにそのまま貼り戻せます。データはブラウザの中だけで処理され、送信されません。
このツールの特徴。和暦と西暦が混在した日付をそのまま受け取り、年齢計算ニ関スル法律と民法143条にもとづく「誕生日当日」「誕生日の前日」の2方式で、年齢・到達日・和暦を一括で出します。
対応していないこと。人名の異体字の統一、勤続年数の計算、営業日を除いた日数の計算には対応していません。
日付を貼り付ける(1行に1件)
1985/4/12 昭和60年4月12日 S60.4.12 19850412 R02/04/01。名前や社員番号が同じ行にあっても、日付だけを見つけます。出したい列を選ぶ
| 左に日付を貼り付けると、ここに結果が出ます。 |
この結果の根拠と注意点
計算の前提と制度の説明は、次の記事にまとめています。
このツールでできること
社員名簿や顧客リストの生年月日から「基準日時点の年齢」「60歳・65歳の到達日」「和暦表記」を一括で出す作業は、総務・人事・社労士・経理の実務で繰り返し発生します。Excelの関数でも可能ですが、和暦と西暦の入力が混在していたり、民法上の加齢日(誕生日の前日)で判定したい場合は手間がかかります。このツールは混在した形式をそのまま受け取り、必要な列だけを作ってExcelに貼り戻せるように設計しています。
年齢の数え方について
一般には誕生日当日に1歳加齢しますが、法律上(年齢計算ニ関スル法律・民法143条)は誕生日の前日の満了時に加齢します。4月1日生まれが3月31日に加齢し「早生まれ」として前の学年に入るのはこのためです。年金の受給開始や高年齢者雇用、雇用保険の各種判定では民法方式で判断される場面があるので、判定に使う場合は「誕生日の前日に加齢」を選んでください。
2月29日生まれは、うるう年でない年は民法方式では2月28日に加齢し、一般方式では3月1日を誕生日として扱います。
和暦と西暦の対応
| 元号 | 最初の日 | 最後の日 |
|---|---|---|
| 明治 | 1868年1月25日(これより前の日付は「明治以前」と表示) | 1912年7月30日 |
| 大正 | 1912年7月30日 | 1926年12月25日 |
| 昭和 | 1926年12月25日 | 1989年1月7日 |
| 平成 | 1989年1月8日 | 2019年4月30日 |
| 令和 | 2019年5月1日 | — |
改元の日が2つの元号にまたがる場合があります。明治から大正、大正から昭和は天皇の崩御と同じ日に改元したため、その日は前後どちらの元号でも書きます。1912年7月30日は明治45年7月30日でも大正元年7月30日でも正しく、1926年12月25日は大正15年12月25日でも昭和元年12月25日でも正しい——このツールはどちらの書き方も同じ日として読みます(結果の和暦欄は新しい側の元号で出します)。
昭和から平成は、元号を改める政令が1月7日公布・1月8日施行だったので、昭和は1月7日まで、平成は1月8日からです。平成から令和は譲位によるもので、平成は4月30日まで、令和は5月1日からです。この2回は重なる日がありません。存在しない組み合わせ(昭和64年1月8日、平成元年1月7日、平成31年5月1日、令和元年4月30日など)はエラーとして表示します。「元年」「1年」はどちらも入力できます。
対応している入力形式
西暦は 2020/4/1・2020-04-01・2020.4.1・2020年4月1日・20200401。和暦は 令和2年4月1日・令2.4.1・R2.4.1・R02/04/01・H31.4.30・S60.1.1・T15.12.24・M45.7.29。全角数字にも対応しています。Excelから貼り付けたときのシリアル値(1900年1月1日を1とする数値)は、入力欄の下のチェックを入れたときだけ日付として読みます。
使いどころ
4月入社の社員30人分の生年月日から、入社日時点の年齢と、60歳・65歳の到達日を一度に出す。健康保険の被扶養者の資格確認で、家族の生年月日を基準日時点の年齢に直して一覧にする。年金や助成金の申請書類のために、生年月日を和暦と西暦の両方の表記で用意する——このあたりが実際によく使われている場面です。
いちばん手間が減るのは表記が混ざっているときです。支店や取引先から集めた名簿では、同じ列に「S60.4.12」「1985/4/12」「昭和60年4月12日」が並び、ExcelのDATEVALUEが一部の行だけエラーになります。このツールは形式を判定してから計算するので、揃える作業を先にやらなくて済みます。
入力例と出力例
入力(社員番号や氏名が同じ行にあっても、日付だけを見つけます)
出力(基準日 2026/04/01、到達年齢 60・65、加齢は「誕生日の前日」)
はじめの3行は表記が違うだけの同じ日付なので、同じ結果になります。4行目の 31149 はExcelが日付を数値で持っているときのシリアル値です。既定では日付として読まず「未判定」にします——社員番号だけの行を生年月日に化けさせないためです。入力欄の下の「Excelのシリアル値を日付として読む」にチェックを入れると、この行も1985/04/12になります。到達日が誕生日の前日になっているのは「誕生日の前日に加齢」を選んでいるためで、「誕生日当日に加齢」なら2045/04/12です。結果はそのままExcelに貼り戻せます。
よくある詰まり
年齢が1歳ずれる。加齢日の方式が原因です。一般には誕生日当日に1歳増えますが、民法・雇用保険・年金の判定では誕生日の前日に増えます。4月1日生まれが3月31日に加齢して前の学年になるのもこれです。
和暦がエラーになる。改元日をまたぐ日付は、実在しない組み合わせになることがあります。平成元年1月7日(1月7日までは昭和64年)、令和元年4月30日(4月30日までは平成31年)、昭和64年1月8日(1月8日からは平成元年)などです。エラー表示は、元の名簿の誤記を見つけている状態です。なお明治45年7月30日と大正15年12月25日はエラーになりません。改元と崩御が同じ日だったため、前後どちらの元号でも書ける日です。
社員番号だけの行が「未判定」になる。5〜7桁の数字だけの行は、既定では日付として読まず、入力のまま「未判定」として残します。Excelの日付列をコピーして数値(シリアル値)になってしまった名簿なら、入力欄の下の「Excelのシリアル値(5〜7桁の数字)を日付として読む」にチェックを入れてください。31149 が1985/04/12になります。逆にチェックを入れたまま社員番号だけの行があると、その番号が生年月日になります(12345 なら1933/10/18)ので、結果の西暦列に不自然な年が無いか確かめてください。番号と生年月日が同じ行にあるときは、チェックの有無にかかわらず日付が優先されます。なおチェックを入れても、Excelのシリアル値として意味のある範囲(10000〜2958465)から外れた数字——00123 のようなゼロ埋めの番号など——は「認識できません」になります。
プライバシー
入力した日付や名前はお使いのブラウザの中だけで処理され、サーバーには送信されません。ページを閉じればデータは残りません。
年齢の数え方は年齢計算の「誕生日当日」と「誕生日の前日」の違い、改元日をまたぐ日付の扱いは和暦と西暦の対応表と改元日の注意点で解説しています。名簿の全角・半角や機種依存文字を整えるなら日本語テキスト整形、勤怠の集計は勤怠・労働時間 一括計算をどうぞ。