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英語のリスニングで聞き取れない原因と練習法

原因を3つに分けて、それぞれに効く練習をする 最終更新:2026年10月6日

結論:英語が聞き取れない原因は「音の変化を知らない」「速度についていけない」「語彙・文法が足りない」の3つで、前の2つには聞き取れなかった1文を速度0.75倍に落として何度も聞き直す練習が効き、語彙・文法が足りないときは教材を易しくします。「単語は知っているのに、話されると聞き取れない」「字幕を見れば分かるのに、音だけだと分からない」という方が対象です。原因ごとに効く練習法が違うので、この記事では原因の見分け方と、それぞれの対策を説明します。

原因1:音の変化を知らない

英語は単語をつなげて話すと音が変わります。"want to" が「ワナ」、"going to" が「ガナ」になるような連結(リンキング)や脱落、"can" や "and" が弱く短く発音される弱形、"t" が "d" や「ら行」に近い音になるフラッピングなどです。辞書の発音で単語を覚えていると、この変化に対応できません。「知っている単語なのに聞き取れない」原因の大半はここにあります。

効く練習:聞き取れなかった箇所をスクリプトで確認し、「どの単語がどう変化していたか」を確認したうえで、その区間だけを何度も聞き直します。1文を10回以上聞き、変化した音の形のまま覚え直します。音の変化は理屈で覚えるより、実例を何十回も聞くほうが早く身につきます。

原因2:速度についていけない

1語ずつは分かるのに、文になると処理が追いつかず途中で置いていかれる状態です。頭の中で日本語に訳しながら聞いていると、たいていこうなります。

効く練習:速度を0.75倍に落として、訳さずに理解できる状態を作ります。そのうえで同じ音声を1倍、慣れたら1.25倍で聞きます。速い速度に慣れてから1倍に戻すと、余裕をもって聞こえます。また、シャドーイング(音声の直後を追いかけて声に出す)を行うと、聞く速度と処理の速度が同期していきます。

原因3:語彙・文法が足りない

スクリプトを読んでも意味が分からない場合は、リスニング以前の問題です。この状態でどれだけ聞いても、雑音を聞いているのと同じで力はつきません。

効く練習:その音声は教材として難しすぎます。スクリプトを読めば9割は理解できる易しい素材に変えてください。分からなかった単語は、音声つきで覚え直します。

自分の原因を見分ける方法

聞き取れなかった文について、スクリプトを見て次を確認します。読んでも分からない→原因3。読めば分かるが、その単語がそう聞こえなかった→原因1。読めば分かり、ゆっくり聞けば聞き取れる→原因2。多くの学習者は原因1と2が混ざっており、同じ区間を「速度を落として、何度も」聞き直す練習が両方に効きます。

YouTube動画を使った練習の手順

  1. 字幕のあるニュースやインタビューなど、1〜3分の動画を選びます。
  2. 区間リピートツールにURLを貼り、聞き取れなかった1文の始点と終点を設定します。
  3. 速度を0.75倍にして、区間が繰り返される間に聞き取ります。聞き取れたら字幕で答え合わせをします。
  4. 音の変化を確認したうえで、1倍に戻して10回聞きます。余裕があれば声に出して追いかけます(シャドーイング)。
  5. 次の聞き取れなかった文へ進みます。1日に扱うのは3〜5文で十分です。

ディクテーション(聞いた音声を書き取る練習)も同じ環境でできます。区間を繰り返しながら書き取り、字幕と照合します。書き取りは聞き取れない箇所を曖昧にできないため、原因1の発見に特に有効です。

YouTubeのURLを貼るだけで、聞き取れなかった1文だけを自動で繰り返し再生。速度は0.5〜1.5倍、3秒戻し、区間の保存に対応:YouTube 区間リピート再生ツール(無料・登録不要)

続けるためのコツ

教材を毎日変えないこと。同じ動画を1週間かけて全文聞き取れるようにするほうが、毎日違う動画を1回ずつ聞き流すより伸びやすくなります。聞き流しは、すでに聞き取れる音声の維持には役立ちますが、聞き取れない音声を聞き取れるようにはしません。また、聞き取れなかった文を記録しておき、1週間後にもう一度聞いてください。聞き取れていれば、その音の変化は身についています。

よくある質問

聞き取れない原因が自分のどれに当たるかは、どう見分けますか?

聞き取れなかった文のスクリプトを見て確認します。読んでも分からなければ語彙・文法の不足、読めば分かるのにその単語がそう聞こえなかったなら音の変化、読めば分かってゆっくり聞けば聞き取れるなら速度が原因です。音の変化と速度が混ざっていることが多く、どちらにも同じ区間を速度を落として何度も聞き直す練習が効きます。

聞き流しだけで聞き取れるようになりますか?

聞き流しは、すでに聞き取れる音声を保つのには役立ちますが、聞き取れない音声を聞き取れるようにはしません。聞き取れなかった文をスクリプトで確かめ、その区間を繰り返し聞く練習と組み合わせてください。

1日にどれくらい練習すればよいですか?

この記事の手順では、1日に扱うのは聞き取れなかった3〜5文で十分です。1文ずつ0.75倍で聞き取り、字幕で答え合わせをしてから1倍で10回聞きます。毎日教材を変えるより、同じ動画を1週間かけて全文聞き取れるようにするほうが伸びやすくなります。

ディクテーションとシャドーイングはどちらをやればよいですか?

目的で使い分けます。ディクテーション(聞いた音声を書き取る練習)は聞き取れない箇所を曖昧にできないので、音の変化に気づくのに向いています。シャドーイング(音声の直後を追いかけて声に出す練習)は、聞く速度に処理を合わせる練習になります。どちらも区間リピートで同じ1文を繰り返しながら行えます。

まとめ

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